2009年11月8日日曜日

アマチュア無線講習と修了試験(二日目)

昨日から二日間の講習。今日やっとお終いになったが、正直うんざりした。あれだけの時間を掛けて、やったことと言えば試験問題の解答の丸暗記をさせられただけ。「抵抗器ー電力ー高周波電力計」の三単語はセットで覚えろとか、「エミッタ・ベース・コレクタ」はABCと覚えろとか、「430MHzとくれば波長0.7メートル」と理屈抜きに覚えろとか、そんなのばっか。もっと実用的なことを聞きたかったに失望した。講習のやり方も非常に杓子定規。おいらが講習開始に一分遅れただけで「でははじめます、開始が一分遅れましたので終了は一分遅くなります」とやられたのには参った。電波を管理する総務省のやり方は船舶を管理する国土交通省よりお役所的。いやはやです。

そういっても国土交通省のやり方も五十歩百歩で、小型船舶操縦士講習でも同じようなマニュアルの丸暗記をさせられた。團伊玖磨が昔の陸軍音楽隊での生徒の訓練のやり方を書いていたのを思いだした。まったくの素人を短期間に訓練して軍楽隊を編成する良い方法であったと團伊玖磨にしては好意的に書いてあったが、たしかに召集令状で集めた素人をいち早く使い物になるようにするには合理的な方法だったのだろうが、そうして編成した帝国陸海軍があまり応用が利かなかったことは史実が証明している。

講習は巣鴨のとげ抜き地蔵の裏でやった。あのとげ抜き地蔵の商店街は日曜日とあって凄い人出。入り口に横断歩道がありそこに信号機がある。道幅は3メートルぐらいしかない。みんなクルマが全然来ないのに青信号になるまで忍耐強く待っている。おいらはそんなに忍耐強くないので赤信号でも渡ったが、みんなから非難のまなざしで睨まれた。日本の高齢者の多くは軍隊世代なのだと実感。


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2009年11月7日土曜日

アマチュア無線講習(一日目)

アマチュア無線の免許を持っていると船検でいろいろ得をするというので、不純な動機から受講中。二日も講義を聴かねばならない。場所は巣鴨のとげ抜き地蔵の裏。あの辺りは禁煙地域で何処に行ってもタバコは吸えないし、商店街は爺さん婆さんばっかりで、おいらなんかまるで若造で場違い。今日は電波法についていろいろお勉強。抜粋:
  1. 昭和25年までは電波はお上の独占だった。民間人が電波を使うとすぐさまスパイと見なされた(ゾルゲもこれで捕まったな)。
  2. 電波法では通信内容についての規制はないが、アマチュア無線協会では、1)うそ、2)暴力的な言葉、3)猥褻な言葉などは禁止している。(おいらなんかまるでダメだな)
  3. 平成5年から電波は有料となった。アマチュア無線は年間300円払う。ケータイは420円(これはケータイ会社が払う)。税金ではなく「料金」なので国庫金とはならず財務省のうるさい監査を受けず総務省に直接流れ込むおカネとなった。年間650億円の収入。使途は「電波局のファイルの整理の為」とか言うが、とても使い切れず、総務省が自由意志で使っている。(違法電波局の摘発に使うと言うが、そもそもあまり意味のない規制。結局みんなの飲み食いに使っているんじゃないだろうな)
  4. アマチュア無線局の国際的相互認定。現在9カ国と。中国とかロシアは入ってないのは分かるが不思議なことにイギリスが入っていない。(ニッポン・ウヨの反植民地主義コンプレックスから来るものか?)
  5. モールス信号は今アマチュア無線以外ほとんど誰も使わなくなった。どんどん使わないと電波の割り当てを取られてしまう。タイタニック以来の伝統あるもの、ぜひ使いましょうとのこと。(ニッポンの特攻隊がモールス信号を突撃の最後まで使っていたことが賛美される。でもね〜、技術は陳腐化するんですよ)
  6. 奥さんが旦那さんに「帰りに納豆を買ってきて」と通信することは合法。でも「隣の斉藤さんに頼まれたけど帰りに納豆を買ってきて」と通信すると「電波法違反」となる。
  7. 通信の終了の際は「さようなら」という。「バイバイ」とか「じゃまたね」なんて言うと運則違反となる。
  8. 他人が電波法の違反をしているのを認めたときは(例えば呼びかけを3回以上繰り返したりしているのを聞いたときは)総合通信局長に報告する義務がある。「密告の義務」である。
  9. 通信装置の設置場所の正面に三針式時計を設置しなければならなかったが、最近アマチュア局に限っては不要となった。大いなる規制緩和である。

いろいろ勉強になりました。

でもアマチュア無線ってのは、本当に役に立つのか、まだ確信が持てない。ワイドスターの方が確実じゃないのかな。


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2009年11月5日木曜日

大儀見薫さんがお亡くなりになっていた!

「舵」が届いたので読んでいたら「News & Topics」欄で大儀見さんが9月18日にお亡くなりになっていたことを知った。享年80。NORC(日本外洋帆走協会)のエライ人であり、おいらはもちろんお話しなぞしたこともないが、御名声は昔から仄聞するところであった。合掌。

とはいうものの、大儀見薫さんとは一回だけ「接点」があった。おいらは大儀見さんのシレーナ24に風下から抜かれたのである。おいらが舵を取っていたのは当時の最先端クルージング・レース艇アルページュ30。1970年の夏の江ノ島レースだったと思う。今から思い出しても顔から火が出るほど恥ずかしい経験だった。

実はあの時クルーザーの舵を取るのは生まれて初めてだったのだ。全日本学生選手権で鳴らしたすごいスナイプのスキッパーというふれこみで当時グループオーナーの所有するアルページュ「アオレレ」に潜り込んだのはいいが、スナイプとクルーザーは当然違う。コンパスを後ろから見ながら舵を取ると真っ直ぐに進まないし、スナイプの調子でジブとブームをいっぱいに引き込んだら船は止まってしまうし、散々だった。ずっと後ろから(10分遅れてスタートした)24フィートグループのトップだったシレーナに抜かれてしまったのだ。風下をスピードを付けて抜いていくシレーナのドジャーが印象的だった(あの頃ドジャーを付けていた船はシレーナぐらいだった)。

もちろん、おいらは即座にスキッパーを首になり、その後はもっぱらフォアデッキクルーとなった(今から思うと、おいらがヘボだったという以上に大儀見さんの方が天才的なスキッパーだったと言うことだっただろうに)。以来リベンジのチャンスもないままに大儀見氏はお亡くなりになってしまった。まことに残念なことである。



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2009年11月3日火曜日

ハルスピードの計算方法(メモ)

ある本に書いてあった数式を備忘録としてメモ。

ハルスピード(knot)=1.34*√水線長(フィート)


おいらの「でんでん」の水線長は27フィートだから、ハルスピードは6.9628ノットとなる。

機走でエンジンを2500回転ぐらいにするだけで7ノットは出る。フルスロットルは2800〜3200回転とマニュアルに書いてあるけれど、これ以上回転を上げても燃料の無駄遣いということだな。

蛇足)マック(OSX)でルート計算する方法。付属の計算機を使う。「表示」を「科学計算」とすれば何でも計算できる。


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2009年11月2日月曜日

ヨットから落水男性、11時間後に救出される!

最近海の事故が多い。このニュース:
asahi.com(朝日新聞社):ヨットから転落の男性、11時間後救出 高知・室戸岬沖 - 社会: "1日午後9時13分ごろ、高知県室戸市の室戸岬の東沖合約52キロの海上で、ヨット「ミーモ」(全長約9メートル)に乗っていた東京都在住の浅沼修平さん(51)が海中に転落し、行方不明になった。船に同乗していた家族が遭難信号を出し、第5管区海上保安本部が巡視船3隻とヘリコプター2機で捜索。約11時間後の2日午前8時半ごろ、転落地点から東へ約50キロの海上で、救命胴衣を着て漂流する浅沼さんを発見し、救助した。"

「水温が比較的高かったのが幸いした」とあるので昨日の水温を調べてみた:


海水温はあの辺りでは24〜5度ぐらいもある。関東だったら保たなかったかも知れない。

また同乗していた家族がちゃんと遭難信号を「発射」してくれたので助かった。国際VHFやケータイは通じないだろうし、イパーブかしら、アマチュア無線かしら。ともあれ無線機の操作方法など、同乗者にも教えて置かないとやばい。やっぱり簡単なワイドスターがいいのかな〜。

ワイドスター概要 | サービス・ソリューション | ドコモビジネスオンライン | NTTドコモ


シングルハンドじゃ(いくら防水型のハンディーVHFを持っていても)ダメだったろうな。潔く諦めるしかないか。



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2009年11月1日日曜日

関門海峡では管制官の「助言」には従わなくてもいいらしい!

今回の下関海難事故。瀬戸内海で外国船舶がマナーを無視してむちゃくちゃやっているというのはいろいろ聞くけれど、今回の日本政府の見解にはいささか驚いた:
クローズアップ2009:関門海峡事故 「助言」か「指示」か 7管と韓国側対立 - 毎日jp(毎日新聞): "7管が「指示」ではなく「助言」とする根拠は、来年7月までに施行される海上交通安全法と港則法の改正。改正で「助言」は「勧告」に強化され、従わないと罰則はないものの、船舶側は民事訴訟になった場合などに重い責任を負う可能性がある。センターの現在の「助言」に拘束力がないことを裏付ける。"

管制官の言うこと(助言)には(今の時点では)拘束力がないから「お上」は免責だとのこと。これじゃ、誰の言うことを聞いて航行すればいいのか。いちいち「今おっしゃったことは”助言”ですか、それとも”勧告”ですか」と確認しなければいけないのか。

ニッポンでは、いろいろおかしなことが多すぎる。ニッポンの「規制国家化」も結構だが(今に始まったことではないので)、規制する以上は、きっちりやって欲しい。



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『世界探検全史(上・下)』(フェリッペ・フェルナンデス・アルメスト)……カートに入れた本

この本、ちょっと高いけれど、ヒマがあれば買って読もう。今朝の日経読書欄で、印刷博物館館長樺山紘一氏の書評の一文が気にとまったから:


樺山氏は書く:
本書の中で、とりわけ説得力のある知見を紹介しておこう。初期の海洋探検にあっては、何よりも海流と風向きについての熟知が必要だったとの指摘である。どこか新しい土地へ到達することを目指す上で、最も重要なのは、帰路を保証することだ。季節風であれば、航海の時期を選択し、貿易風であれば、往路は風に逆らっても航海し、帰路はフォローの風で帰還する。そういう専門知がなければ、成功はおぼつかない。探検は片道切符ではない。

そうなのだ。おいらも見倣わなくてはいけない。前の晩から行き先を決めておくのではなく、朝起きて風を見てから決めるのだ。常に風上に向けて出航し、帰路は追い風で帰る。常に風に向けてスタートを切るディンギーの三角コースも、一応理屈にあった設定なのである。



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2009年10月31日土曜日

ゴキブリには「コンバット」……おいらは別にメーカーの回し者じゃ無いけれど、ニッポンからゴキブリは無くなた方がいいと思う

こんな記事を見た。シンドバットさんのヨットにゴキブリが発生したという:
ゴキブリと真夜中の格闘-輝きの無い人生に乾杯!: "殺虫剤が無かったので蚊取り線香を点けて寝た。その後目が覚めた時は明るくなっていたのでお盆で踊るゴキブリの姿は無かったが不愉快極まりない。今日はホームセンターで殺虫剤とゴキブリホイホイを買って来てホイホイをセットした。真夜中の結果が楽しみだ。"
「何とかほいほい」は気休めになるだけで、まるで効きません。失礼ですが、こんなものをいまだに無邪気に信じている人がいるのには驚きです。ゴキブリには「コンバット」ですよ。

ゴキブリといやな臭いは、元から根絶しないダメ。「なんとかホイホイ」は見えてるゴキブリを退治するだけで根本的な対策とはならない。根本対策はネコにはフロントラインというのと同じで、ゴキブリ撲滅にはコンバットです。

というのも今年の夏、買ったばかりの「でんでん」で同じ経験をしたのです。さっそくコンバットを戦略的に配置したら、その後根絶されたみたいでまったく居なくなった。コンバットはゴキブリ駆除には非常に効果があります。あまりにその威力がすごいので、日本の既得権関連業界の妨害で長らく輸入禁止となっていたぐらい。でも今ではどこでも買える。みんながこれを使うと、あなたのヨットや家ばかりではなく、日本列島からゴキブリが絶滅されるのです。

地球環境保護論者はニッポンの固有動物がいなくなると言うのでゴキブリを絶滅させることに反対をしているらしいですが、ゴキブリはニッポンからいなくなった方がいいと思う。他にも居なくなった方がいいのいやらしい生物がいくらもいる。動物にやさしい地球環境というエコロ政策も結構ですが、肝腎の「人にやさしい」地球にしてほしいものであります。

鳩ポッポ君の、費用対効果を考えない「いくらおカネがかかってもいいから地球に優しい政策」とか、アンカーを効かなくして何千人もの船乗りを殺してしまった珊瑚礁を守れという運動とか、ニッポンにはこういうへんな議論が多すぎると思います。ハイ。



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2009年10月29日木曜日

フルドジャーもいいかも知れない!

夏の日差しをビミニトップでなんとかしようかと考えているうちに寒い季節になった。夏の暑さも彼岸まで、これからどんどん寒くなって、春になったと思えば、すぐ梅雨が来る。雨が終われば猛暑の夏。日本の四季は素晴らしいが、それを楽しむにはヨットも全天候型でなければならないようだ。Westerly Seahawk ではみんなどんな工夫をしているのか調べてみると Seahawk にフルドジャーを装備した写真があった。左の写真。これも良いな。フルドジャー用の金具は付いているんで後はキャンバスと支柱だけでいい。

なんかへんな形だが、直射日光を遮るし、前と後ろを開くと風が通る。閉めると風も雨も飛沫も入らずコックピットに小型ストーブを置くだけで雨が降っても寒くなっても快適そう。ヨットは機能性が一番。

パイロットハウスもいいけど、キャビンの中でウィンチは巻けないじゃないかな。

疑問。コックピット最後部の縁にあるメインシートトラベラーがドジャーでカバーされている。写真を見るとメーンシートをブームに纏めているようだが、セーリングの時は後部の透明窓は開けるのかな。それとも後部透明窓の上に隙間があるのか? はたまた透明窓の下を少し開けてメーンシートを操作するという仕組みか?



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2009年10月26日月曜日

「でんでん」がピカピカになった!

ケーン・ボートより仕上がり写真が届く。ピカピカだ:



磨くだけでこんなになるんですね〜。折角きれいになったんだから、汚さないようにしよう。



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2009年10月25日日曜日

昔々、田子島を巡って「領有権」紛争があったそうな

田子島とはご存じ田子港の沖2マイルほどに浮かぶ小島だが、昔この島の所有権を巡って、田子村と隣の安良里村とが争ったことがあったらしい。お互いに譲らず遂に裁判となったが、安良里村の提出書類に「田子の田子島に御座候」と書いてあったので田子の勝ちとなってしまったそうな。本当は「田子の田子島に御座無候」と「無」を入れるところだったが、ついうっかり書き落としたというお粗末。この本に書いてある:


昔は西伊豆の各村を結ぶ陸路の交通手段が無く、港々にはそれぞれの海賊がいて、村々はそれぞれにかなり独立自尊だったみたい。他にもいろいろ面白いことがいっぱい。西伊豆の歴史は太古に遡るのだそうだ。安良里なんて地名からしてそう。写真が多くて楽しめる。



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2009年10月24日土曜日

安良里からサンマが届く

おいらがブログで「サンマ食いたい〜」と絶叫していたから可哀想に思って恵んでくれたのか、係留契約を結んだからなのか知りませんが、安良里漁協からサンマが届きました。8月安良里を出港したサンマ船が帰ってきたのかな。たくさん食べました。脂がのって美味しいサンマでした。感謝です。息子を呼びつけて残りを持って帰らせました。

一年分ぐらい食べた感じ。当分お魚はパス。漁村の生活はお魚が豊富でラクチンだな〜とうらやましく思ってましたが、毎日じゃたいへんということが分かりました。勉強になった。

ともあれ、隠居になるとものを貰うと嬉しい。定年後、届け物が少なくなって寂しいと言って株主優待の商品が送られてくる会社の株をたくさん買っている人を知ってますが、その気持ちも分かります。

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2009年10月22日木曜日

竹内秀馬『オールドヨットマンのソロ航海記』……これは古典となるか

かなり昔の本だが(平成4年出版)いい本です。ちょっと感動した。定年退職してすることがなくなったサラリーマンが、無聊を慰めるため、かねてよりの夢であったヨットによるクルージングで出かける話、といえばよくある話ぐらいにしか受け取られないだろうが、このサラリーマンというは海員学校の元教官なのだ。粟島海員学校を卒業し、第二次大戦中は輸送船に乗り組んでお国のために命をかけられ、戦後は各地の海員学校の教官として定年まで海員育成にあたられたといういわばプロ中のプロ。幼い頃から海に憧れ、いつしか七つの海を回ってみたいとの夢から海員への道を選ばれたが、サラリーマンとしてその日の生活に追われる身となり、いつの間にかヨットのことなど忘れてしまっていたが、定年後、遂にその少年時代からの夢を実現させるべくヨットによる日本周航をはじめられる。プロだけあって記述に無駄がなく的確。日本の海と港についてとても勉強になる(地図を手元に置いて読むのがいい)。なによりも戦前の海員世代。背筋がピンと張っている。とてもこわい先生だったと思う。

おいらが驚いたこと;
  1. 早起き。とにかく出航が早い。朝の二時なんかざら。ロングの場合は前の晩に出航。綿密な航海計画を立てられ、必ず日のあるうちに目的港に入るように出航時間を設定される。艇内では禁酒禁煙。とてもストイック。
  2. 海員同士の結束はすごい。全国の各地に海員学校の同期生とか教え子がいるのだが、著者が港に着くや否やみんな集まってくる。命を共にした海員同士の関係は死ぬまで続くのである。
  3. 礼儀正しさ。きちんとした訪問にはきちんとした服装で行かれる。背広とネクタイを船に積まれているようだ。また長居もされない。
  4. 流れ藻。日本の海は藻だらけみたい。著者も何度も藻をペラに巻き付け、その度に潜っておられる。ひどいときは一日に二回も。西伊豆ではそれほど藻は目立たないけれど、長距離をやるとこの問題が出てきそう。この歳で潜るのはいやだ。おいらは高枝バサミを常備することを考えているんだけれど、果たして上手く行くか。

奥さんがエライ。夫の出航を一人で見送られる。このシーンがとても感動的だった。

オールドヨットマンのソロ航海記



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2009年10月21日水曜日

国際VHFハンディーが届く、オモシロイ! それにしてもニッポンでは規制で喰っている人が多い(レーダーなど)

アイコンの国際VHFが届く。ようやく型式認定が取れたようだ。スイッチを入れると、新宿にいながら東京港とか横須賀港とか千葉港とかでのやり取りが聞こえてきてオモシロイ。今まで古野電気で70万円もしていたものが二万円程度で手にはいることになったのだ。ニッポンも少しづつだが、いい方向に進んでいる。無線局開設の手続きのために監督官庁である東海総合通信局(住んでる住所ではなく船籍場所の総合通信局に申請するのだ)に電話で手続きを問い合わせると、収入印紙の金額とか、申請書の必要部数だとか、さらに控え返送用の切手の金額だとか、いろいろ細かいことを教えてくれた。書類を送る前に電話すること。二度手間が避けられる。

レーダーの免許手続きも並行して進めているのだがと言うに、一本化して欲しいという。レーダーがある場合、VHF局開局申請書にその旨書けばいいだけの話らしい。レーダー免許を頼んでいる古野電気に電話してみると、あらら、びっくり。1ヶ月前に頼んだのだが、なにも進んでいない様子である上に、総合通信局がVHF免許と一本化しろと言っていると言うと、今頃になって、レーダーの現地検査が必要だとか、電気系統配線図を出せとか、ヨットの国籍調書が要るとか言ってくる。費用も膨大にかかるという。アホらしいのでお引き取り願うことにした(直接申請する)。すると今までかかってしまった費用(4600円)は負担してくれと言う。こりゃ「手切れ金」だわな。安いし払うよ。

担当は決して悪い人間ではないようなのだが、ニッポンの規制と、その規制で喰っている連中(海事関係の司法書士とか言う連中)に振り回されている様子なのだ。日本の人口の54%は既得権で食っているという(エドワード・リンカーン)。それでみんなが幸せならけっこうなのだが、これではみんなが規制の「受益者」になったつもりで「みんなのお金」を自分たち用に引き出すだけの社会。みんながどんどんビンボーになってしまう。ウルトラウヨの亀井に振り回される鳩ぽっぽちゃんのニッポンもそんな具合に進むのではないだろうか。    




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2009年10月18日日曜日

大井川とは御前崎の手前にあるのだ!

おいらはてっきり御前崎の向こうだと思ってた(それは天竜川だった)。ちょっとショックを受けている。

なぜかというと例の「限定沿海」の海域のこと。おいらの船の場合「沿海区域、ただし野島崎灯台と三宅島、神津島の東南端(3海里以内)と大井川河口の左岸突端を結ぶ線以内の海域及び東京湾と内浦湾の平水域」(限定沿海)となっている。八丈島と外房には行けないことは分かっていたが、御前崎は行けるもんだと思ってたんです。これじゃ駿河湾内でも行けない海域があることになる。別に行く予定は今のところないけど、くやしい。

対策としては:
  1. 「限定沿海」に「沿岸」をプラスする。申し込めばすぐやってくれるらしい。追加装備はほとんど不要。でも遠くに行ってしまうと岸から5海里以内でしか走れない。却って危ない。
  2. 「限定」を取っ払って「沿海」一本にする。自己点火灯などの備品が必要だが一応置いてある。有効期限が問題。要チェック。さらに救命浮器。でも八丈島には行けない。
  3. 「近海」に格上げする。自動膨張式救命筏やイパーブが必要。筏だけで一つ数十万円もする。おまけに「でんでん」の定員は12名。筏は一つじゃ足らない(定員変更するのも手かな)。

まあ、ゆっくり考えます。航海計画が具体的になってから考えればいいことだが、いつでも何処にでも行けるというのは「精神の自由」に繋がるし、悩ましいところ。

それにしても、ニッポンでは「安全安全」が至上課題となっているな〜。遠くに行きたいとか夢みたいなことを考えているおいらみたいなヨット乗りは、どうせアホなんだから「自己責任で帰ってこい」でいいのに。


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2009年10月17日土曜日

最近のオイルスキンは軽くて暖かい 科学の進歩はすごい!

そろそろオイルスキンがいる季節。でもおいらのオイルスキンはもうサイズが合わなくなっている。ブーツも保管が悪く穴が開いている。この際新調と思って通販で申し込んで置いたのが届いた。驚いた。すごく軽くて暖かいのである。

オイルスキンとはカッパのことだと思っていたら今のは全然違うのだ。昔々のオイルスキンはごわごわして嫌な臭いがして着るだけで気分が悪くなるような代物で(ヘリーハンセンのだけは柔らかく臭いもしなかったが)、要はカッパであり、下に暖かいものを着込まむことが前提となっていた。ところが「いま」のオイルスキンは全然違って全部繊維で出来ていて暖かいのだ。これだったら下着の上に着るだけで良さそう。

セーリング関係の技術の進歩は大したものだが、中でも繊維関係の技術進歩が一番すごいのではないか。

人間は単純なもので、暖かいと幸せになる。寒いと惨めで不仕合わせな気分となる。シベリアの強制収容所に入れられたイワン・デヴィーソニッチは、新しく貰う長靴をフェルト製のものにするか革製のものにするかで1ヶ月も悩むが、結局フェルトにした。保温性が一番と考えたからだ。こういう「オイルスキン」があれば、彼は天国にいった気持ちになっただろうと思う。科学の進歩、畏るべし。

エグゼムの「オイルスキン」はいまセール中。10月いっぱい。

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2009年10月16日金曜日

鉛電池の電圧低下にはもっと注意しなくてはいけないみたい!

この記事、参考になる:
In the pontoon bridge : クランプ付テスタを使い回路の電流を測る: "12V鉛蓄電池の簡易な容量計測法(電圧を測る)

端子開路電圧(V) 推定残容量(%)
 12.7 以上     100
 12.46        80
 12.10        50
 11.86         30
 11.62         10
 11.50         0に近い

ただし、充電中、充電直後は不可。機帆走の時も数時間後に計測すれば可。"

おいらは平気で11ボルト近くになるまで充電せずに使っていた。12ボルトを切るとエンジンを掛けること。覚えておこう。

配電盤の電流計も何のために使うのか分からなかったが、電池の残り時間の計算に使うのですね。勉強した。



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2009年10月15日木曜日

なかなか安良里に行けない!

10月に入って、セーリングには最高のシーズンなんだろうけれど、なかなか安良里に行けない。まず:
  1. カミさんが実家に行っている。一人になったからホントは絶好のチャンスなんだけれど、ネコがいる。
  2. うちのネコは本質的な部分で引きこもり屋で、移動はきらい。山中湖には何とか連れて行けるが、安良里の船の上での生活は無理そう。おいらもネコのウンコの始末をしたくない。
  3. 車検がある。昨今は「一日車検」という便利なものがあるそうだが、へんな車に乗っているので指定ディーラーでないと不安。他にも直さねばならないところがあり、時間が掛かる。
  4. 通販でいろんなものを注文してしまった。受け取るまでは家を離れられない。

あれやこれやで、当分東京におらねばならない。本館ブログで「思いこみの強い若者いびり」でもするしかない。われながら性格悪い。


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2009年10月14日水曜日

国際VHFハンディーの予約

舵社から「第三級海上特殊無線技士」の免許証が送られてきた。いろいろ言いたいこともあるが、まあ有り難く貰っておく。合わせてアイコム(icom) の「ニッポン規格対応の新製品」の案内も同封されている。米国で売っているものと同じだが製品名の最後に「J」と書いてある(IC-M36J, IC-M72J」。値段はWest Marine とそう変わらない(21000円と24000円)。某メーカーは同じようなものを今まで数十万円で売っていたのだから、ニッポンも少しずつではあるが進歩している。「お届けは10月下旬、売り切れの場合は次回入荷は12月以降」とあるので慌てて申込んだ。

それにしても朝10時頃に電話しても誰も出ないのには参った。代表番号に掛けるとようやく対応してくれたが、舵社の勤務体系は「フレックスタイム」であり、あの事業部はみんな11時頃にご出勤なさるそうだ。日本の祝祭日の数は今や世界一らしい。おまけにフレックスタイムと来た。大丈夫かニッポン?



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2009年10月13日火曜日

「軽油引取税免税証」を貰った!

前回の続き。都税事務所に電話してみるともう出来ているというのでピックアップに行った。貰いましたよ〜。「軽油引取税免税証」とある。これで無駄な税金を払うことがなくなった。

今年度末まで有効。来年度からは税金自体がなくなるだろうから、こういう経験も「最後のチャンス」だったということ。月次引取報告書は年度末に纏めて提出すればいいと言ってくれた。わざわざおいらのために分厚い事業者ファイルまで用意してくれていて、担当部署の女性はとても親切。来年度からは仕事がなくなるかもしれず「どうなるのでしょう」と心配そうにしていた。でも民間と違って首にはならないから安心だよね。


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